お彼岸とは?準備と当日の流れは?

お彼岸とは

春分の日・秋分の日を「中日(ちゅうにち)」とし、前後3日間を「お彼岸」と言います。

この日は太陽が真東より登り、真西へ沈む事から、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が通じやすくなると考えられ、法要やお墓参りをして、故人の供養を行うようになりました。

お彼岸の準備と当日の流れ

彼岸の初日は「彼岸の入り」と呼ばれます。この日までにお仏壇をお掃除し、お供物をお供えします。

お供物として春はぼたもち、秋はおはぎをお供えする事が多いようです。「ぼたもち」も「おはぎ」もどちらも米と餡でつくった同じものですが、牡丹と萩という季節の花に由来して名前がつけられたようです。

お仏壇を整えたらご家族やご親族に集まっていただき、ご住職をお招きしてお経をあげてもらいます。

その後お墓参りをし、ご先祖様のご供養を行います。

お墓参りに特別の作法はありません。墓石をきれいに洗い、周りも掃除してお花や線香を供えます。手桶から水をすくい、墓石の上からかけて合掌礼拝します。

最終日を「彼岸の明け」といいます。